だらだらプロレス観戦記 - プロレス書籍

だらだらプロレス観戦記

適当、いい加減なプロレス観戦記とその場しのぎのプロレスの話題

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プロレス書籍史上最高の傑作『子殺し』

子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争
(2009/07/17)
金沢 克彦

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「週刊ゴング」に長く携わった金沢克彦氏による著。
「週刊ゴング」の末路が書かれている導入部からKOされる。金沢氏がこの本を書くにあたって編集者から渡された「一瞬の夏」。個人的に一時嵌った沢木耕太郎。しかしそれを遥かに凌ぐ傑作だと思う。
大仁田が新日への参戦経由からこのストーリーが始まる。ここに出てくる関係者全てが魅力的に思えてしまう。長州、猪木、永島、そして竹内宏介。
そしてプロレスとビジネスを共に昇華させる金沢氏の力強さに圧倒されまくった。
金沢氏が大仁田参戦をヘルプした件からこの本が疾走する。大仁田をこんなに魅力的に書いた書物は読んだことが無い。自著や取り巻きのそれさえも・・。
ここから小川と橋本の試合の顛末を描いた第3章まで、この本から一切目を離すことが出来なかった。
その後には永田、石澤、藤田、ヒクソン(長州)について書かれている。前章に比べやや失速するが読み応えあり。
プロレスのフィールドに立っている者への視線は優しい。壊そうとする者へのそれは厳しい。間に立つ者への感情は皆無に等しい。
これを読んで良かったこと。緊張感が張り詰められている。いまのプロレスに無い緊張感が限りなく。
興奮して読んだばっかりなので上手くまとまんないけど、この本は今のプロレスへのアンチテーゼであるのではないかと。選手、関係者、マスコミ(本文にも出てくるが俺も存在しないモンだと思う)への。
なんとなく思ったけど、この本を読んで共感できる世代が好きなプロレスっつうのはもう見ることが出来ないんだろうな。

プロレス「地獄変」を読んでみた

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)
(2009/05/23)
原田 久仁信

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「プロレススーパースター列伝」の作画をつとめた原田久仁信のプロレス劇画が6本収録。その内5本は別冊宝島誌上で発表されているもの。
プロレス下流地帯(別冊宝島 1599)で大きな反響を呼んだ、WJの実録劇画「地獄のど真ん中」を受けての出版か。
今回唯一の書き下ろしが「地獄のど真ん中」前編。前回のアナザーストーリー。前作には原作:「地獄のアングル」 永島勝司が明記されていたが、今作は作画:原田久仁信だけとなっている。
ストーリーは永島勝司の馬場夫人との初対面から、武藤新日退団、長州にK1からオファーまで。
「地獄のアングル」 に無いエピソードも含まれている。
今回も名台詞が炸裂。「デ・・・・・・デケエッ!!」「オデン社長め!」「恐れ入谷の鬼子母神ッ!!」等々。
他には阿修羅・原、アンドレ・ザ・ジャイアント、ラッシャー木村、アンドレvsハンセンの田コロ決戦の作品が載っている。
それぞれのストーリーに解説と原田久仁信の作品に対するエピソードも。原田久仁信の作画苦労話が面白かったりする。
俺が中学生の時に読んでた漫画家の新作が今読めちゃうんだもんなぁ。しかもプロレスに題をとったもの。なんか感慨深い・・。
若いプロレスファンはこれを読んでどう感じるんだろ?それも興味深い。

あなたの知らない暗黒マット世界/DREAM&戦極格闘新世界頂上決戦

20080715224306
「あなたの知らない暗黒マット世界」の新作を読みました。
これは漫画形式の暴露本。今回もセブンイレブンで購入。書店では売ってないかもね。
で、内容は・・。

■井上康生vs朝青龍!?大晦日格闘技頂上決戦
井上康生vs朝青龍を画策する民放局。本当に実現したら視聴率凄そう。

■藤本一家に喰われた!?合同ジム吉田会長激ヤセの真相
有名ボクシング一家を思わせる内容。

■DREAM&戦極格闘技大連立 崩壊の黒幕
大連立崩壊の黒幕はあの人?ふ〜ん。

■品格なき横綱が大相撲を崩壊させる!?
題名の通りな内容。

■格闘家とアイドルのお熱〜い関係
格闘家&アイドルカップルの裏話。

■元UFC王者ジ●シュ・バーネット激白『俺はPR●DEに騙された!!』
伏字の意味が無い(笑)。

■新●本プロレス×全●本プロレス×ハッ●ル メジャー団体ドロ沼の惨劇
この本で一番興味深かった。新団体設立?

■禁断カップルが崩壊の原因!?女子プロ団体の悲劇!!
レズな話。

■アントニオ猪木と海賊船ビジネス!?人生沈没寸前劇場!!
何で伏字じゃないんだろう?

■金森コンタローわいせつ事件から見えたプロレスラーの下半身事情!!

金森コンタローって(笑)。

■金持ち素人によるダメ格闘興行列伝!!

初期PRIDEとかLEGENDとか。最後に何故か戦極が。

■漫画版ぼくの週プロ青春期〜大仁田厚血涙編〜
「プロレススーパースター列伝」の原田久仁信が作画。

■おバカレスラー列伝とことんバカになれ!!
マサ斉藤、中西、藤波、越中のエピソード。

■総合格闘技代表の館長とトップファイターのタブー壮絶愛!!
ホモな話。

■脅迫・殺人・傷害 マット界暗黒事件簿
ネットで噂は知りましたが。真相は?

■マット界のちょっと泣ける深エエ話!
馬場と北斗のいい話。

まぁ暇つぶしには最適な本です。内容の真偽はよくわかりません・・。

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「俺たち文化系プロレス DDT」を読みました

俺たち文化系プロレス DDT
高木三四郎
太田出版
売り上げランキング: 4125


俺たち文化系プロレス DDT
をDDGリターンズ後楽園大会の先行発売で購入しましたよ!まぁ連れが買ったんだけどね。その場で「一冊だけですか?」と三四郎社長・・。
数量限定だったため瞬く間に完売してました。

著者高木三四郎のプロレスとの出会いから直接プロレスに関わるようになった経緯、今に至るDDTのサクセスストーリーが語られている。
プロレスラーになるきっかけが異色。レスラーになるべくしてなった訳ではなく、学生時代に名を馳せたイベント運営をきっかけにプロレス界に踏み入れている。
自分も学生時代、多少イベントに携わった経験があるので興味深く読めた。
紆余曲折を経てDDTを立ち上げ今に至る経緯には、知っていたことがオーバーラップする。裏の話は知る由もないのでその部分にも興味は尽きない。
新日本プロレスとの係わりが書かれていなかったのがちょっと残念。
プロレスだけではなく2chやmixiとの関わりにも言及されている。
プロレスラーや団体としてはかなり異端だが、ビジネス的に考えるとかなり真っ当な会社なんだなと感じた。
DDTがプロレス暗黒の10年に書かれている衰退の要素とまったく関係ない道を歩んでいるのが確認できる書。

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プロレス暗黒の10年を読んだ


プロレス暗黒の10年
プロレス暗黒の10年
posted with amazlet on 08.03.21
井上 譲二
宝島社 (2008/02/02)
売り上げランキング: 56678
おすすめ度の平均: 4.5
5 衝撃の書
4 猪木に始まり、猪木に終わるのか?


旧漢字の週刊ファイト編集長であった井上譲二著「プロレス暗黒の10年」を読みました。
この本は急速に衰退したと言われるプロレスに対する検証本。
プロレス全体と言うよりも猪木と新日本が主体に書かれており「新日本プロレス暗黒の10年」といった感じ。
新日関連の話は知ってる話が多く新鮮味が無かった
興味深かったのは武藤全日の話。ソフトバンクの子会社との繋がり、逮捕されたAVメーカー社長との関わりとか。相当な修羅場を潜り抜けてるんだな・・。
この本に度々出てくる上井さんとのエピソードも面白い。また色々と上井さんに聞くことが出来た。

ちょっと高いけど買って損は無いかな?

ブルーザー・ブロディ私の、知的反逆児

ブルーザー・ブロディ私の、知的反逆児
バーバラ・グーディッシュ ラリー・マティシク 田中 雅子
東邦出版 (2008/02)
売り上げランキング: 10387



著者はバーバラ・グーディッシュとラリー・マティシク。
バーバラ・グーディッシュはブルーザー・ブロディことフランク・ゴーディッシュの妻。ラリー・マティシクとは本の巻末の著者紹介によると“NWAの中心人物サム・マソニックの参謀としてセントルイス・レスリング・クラブに在籍。1978年にブロディをセントルイスに招いて以来、彼の良き友人のひとりとして1980年代のレスリング動乱期を共にくぐり抜ける。”とある。

小佐野景浩氏のブロディへのインタビューがイントロダクションとなっている。このインタビューは日本語版特別収録とされている。
次に手記としてバーバラ・グーディッシュによるブロディとの出会い、プロレスラーブロディと本名であるフランク・ゴーディッシュの素顔、そして彼との死別まで。
次に伝記としてラリー・マティシクによりブロディの生い立ち、プロレスラーへとなるきっかけ、プロレスラーとなり様々な地を渡り歩き
、プロモーターやレスラーたちとの丁丁発止のやりとりが事細かく記されている。
最後に息子のジェフリー・グーディシュが16歳の時に書いた作文によって、フィニッシュへと向う。

手記、伝記共にブロディの死から語られている。その死は深く重かった。彼らの一番重要な出来事だったのであろう。この本にはブロディが自らの死を思わせる言葉が幾つか語られていた。自分を売るビジネスマンとして長けていたのか先見性があったのだろうか?
バーバラ夫人による手記はさながら恋愛小説のようだ。結婚してからもプロレスという仕事に時間をとられ家族と触れ合う時間は極僅かである。家族と一緒にいる時間は何よりも大切にしていた。ブロディが自宅で過ごすエピソードには笑みがこぼれてしまう。
バーバラ夫人はいまでもスタン・ハンセンと交流があり、ハンセンとのエピソードは俺にとって何故か身近なものに感じられてしまった。

伝記には我々に馴染みの深いが沢山出てくる。中でもキニョネス、ハンセン、ゲーリー・ハート、テリー・ファンク、キング・イヤウケア、マーク・ルーイン、ブッチャー、ジャック・ブリスコ、馬場、カブキは良い方のイメージで語られている。ハンセン、ハート、テリーは当時を振り返る著述もあり、それらのエピソードには興味がそそられる。
もっともこの伝記の部分にはバックステージでの駆け引き等の記述もかなりあり、裏の舞台を知りたくないファンにはお勧めできない内容だ。
内容に差し支えない程度に面白いと思ったエピソードを。それはブロディのブーツに隠された秘密。あのふわふわの毛皮で出来たブーツは細いふくろはぎを太く魅せる為に作られたらしい。

この本を読んで思ったのは、プロレスラーの伝記というよりも、プロレスを仕事として選んで、それをまっとうしようとした人間の話であると。仕事をするということを深く考えさせられた。仕事は誰のためにするべきでもなく自分の為だけにするということを。自分が自信や誇りを持ってしたことに正当な対価を貰う。それによって家族を養い幸せな生活を送る。自分の現状を深く考えさせられてしまった・・。

俺はブロディとエレベーターを一緒に乗ったことがある。
中学生の時に後楽園ホールで。
チャンピオンカーニバルの興行だった。その日ブロディはメインで国際プロレスのエース級であったモンゴリアン・ストンパーをあっさりと下した。試合時間が短く呆気に取られた記憶がある。
その後選手にサインをねだる為に会場に居座り続けた。
会場から追い出され、エレベーターホールで途方にくれているとブロディが出てきたのだ。そしてエレベーターを待ったのである。
もう一人外国人選手がいたのだが誰だかは記憶にない。
ブロディと一緒にエレベーターに乗り込んだ。
サインをねだる最大のチャンスであった。しかし微動だにせず目を瞑るブロディに声を掛ける勇気は無かった。

一冊の本

仕事の帰りに池袋の大型書店に寄った。本を探すのではなく用を足すために。
用を済ませスポーツ書籍のコーナーに立ち寄る。
ムック本や紙プロが目立つように陳列されていた為、その売場はすぐに見つかった。
井上譲二の「プロレス暗黒の10年」でも買おうと思ったが、違う本が目に飛び込んできた。
ブルーザー・ブロディ私の、知的反逆児」という本が。
これはブロディの妻であるバーバラ・グーディッシュと友人であったラリー・マティシクの共著である。

帰宅し夕食を終え、酒を飲みながらこの本を読んだ。
読んでいる途中に深い眠りに引きずり込まれた。本がつまらなかったわけではない。単に俺が疲れていたから。
感想は明日にでも。

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